📌VIO脱毛:ニードル脱毛(美容電気脱毛)の施術手順と痛み対策
ニードル脱毛(美容電気脱毛、または永久脱毛)は、レーザーや光では処理が難しい白髪や細い毛、あるいは色黒肌にも対応できる、唯一の永久脱毛とされる方法です。
VIO脱毛において、ニードル脱毛はデザインの微調整や特定の毛を確実に処理する際に非常に有効ですが、その特性上、痛みが強いという特徴があります。
この記事では、VIO脱毛におけるニードル脱毛の具体的な施術手順と、痛みを最小限に抑えるための対策を詳しく解説します。
1. 💉ニードル脱毛の基本的な施術手順(VIOの場合)
ニードル脱毛は、毛穴一つひとつにアプローチする非常に繊細な手作業です。
ステップ1:カウンセリングとデザインの確認
カウンセリング: VIO部位の肌の状態、毛量、過去の脱毛経験、アレルギーなどを確認します。
デザイン: どのような形(ハイジニーナ、トライアングル、Iラインなど)にしたいか、鏡を見ながら細かく確認し、施術者がマーキングします。
ステップ2:麻酔クリームの塗布と冷却(痛み対策)
麻酔: 痛みが非常に強いため、通常は表面麻酔クリームをVIO全体に塗布し、30分〜1時間ほど時間を置いて麻酔を効かせます。
冷却: 施術直前に、保冷剤や冷却装置で皮膚表面を冷やし、感覚を麻痺させます。
ステップ3:施術開始(毛穴へのアプローチ)
プローブ(極細針)の挿入: 施術者が毛穴一つひとつを拡大鏡などで確認しながら、毛穴の奥深く、毛乳頭の場所まで細く滅菌されたプローブ(針)を挿入します。
電気の通電: 針が毛乳頭に達したら、**微弱な電気(高周波)**を一瞬流します。この熱や電流によって、毛乳頭(毛を作る組織)を破壊します。
毛の除去: 組織が破壊された毛は、ピンセットで軽く引っ張るだけで簡単に抜けます。
繰り返し: この作業を、施術範囲の毛全てに対して一本一本手作業で繰り返します。
ステップ4:鎮静と冷却
施術後は、肌の赤みや熱感、腫れを抑えるために、冷却パックや鎮静効果のあるジェルを塗布して終了です。
2. 🧊VIOニードル脱毛の「痛み」を最小限にする対策
ニードル脱毛は輪ゴムで弾かれるような痛みではなく、**「熱い刺激」や「チクッとした痛み」**が毛穴の奥で瞬間的に発生します。
対策①:麻酔の活用を前提とする
医療機関での選択: 医療機関(クリニック)でのニードル脱毛の場合、麻酔クリームだけでなく、笑気麻酔や局所麻酔の使用が可能な場合があります。痛みに不安がある場合は、これらを積極的に利用しましょう。
塗布時間の確保: 麻酔クリームの効果を最大限に発揮させるため、施術時間の1時間前にはクリニックに到着し、十分に麻酔を効かせてもらうことが重要です。
対策②:肌の状態を万全にする
保湿の徹底: 施術前の乾燥した肌は、電気の通りが良くなりすぎたり、痛みを感じやすくなったりします。施術期間中は、VIOの保湿を念入りに行いましょう。
体調管理: 睡眠不足や生理前は、体の感覚が過敏になり、普段より痛みを感じやすくなります。体調が良い日を選んで予約しましょう。
対策③:呼吸法でリラックスする
深呼吸: 施術者が電気を通電する瞬間に、**「大きく息を吐き切る」**ことに集中しましょう。痛みを予期すると体がこわばり、かえって痛みが増します。
視線誘導: 痛みに集中しないよう、天井の模様や施術者以外の場所に視線を固定し、意識をそらしましょう。
3. ⚠️ニードル脱毛後の注意点
1. 赤みと腫れ
施術直後は、毛穴の数だけ赤く小さな腫れ(蚊に刺されたような状態)が出ます。これは通常、数時間〜数日で落ち着きます。
自宅での冷却:帰宅後も熱感が続く場合は、清潔なタオルで包んだ保冷剤で優しく冷やしましょう。
2. 入浴・運動の制限
施術当日は、湯船への入浴や激しい運動、飲酒は避け、シャワーのみで済ませましょう。これらは血行を促進し、炎症を悪化させる可能性があるためです。
3. 保湿と清潔の維持
VIOは、施術後に小さな傷ができた状態です。清潔に保ち、刺激の少ないローションで優しく保湿し、肌の回復を促しましょう。
ニードル脱毛は時間と費用がかかりますが、確実な効果と細やかなデザインが可能なため、最後の仕上げや特定部位の脱毛に非常に有効な手段です。痛み対策を万全にして臨みましょう。