2人暮らしの給湯器は16号で足りる?20号との違いと後悔しない選び方の基準


「そろそろ給湯器の交換時期だけど、2人暮らしなら16号で十分かな?」「20号に上げたほうが快適って聞くけど、ガス代や本体代が心配……」と悩んでいませんか。

給湯器の号数選びは、日々の生活の快適さに直結します。特に2人暮らしの場合、16号と20号は非常に迷いやすい境界線です。安易に選んでしまうと、冬場に「お湯がチョロチョロしか出ない」「シャワー中にキッチンでお湯を使われると冷たくなる」といった不便を10年近く我慢することになりかねません。

この記事では、16号と20号の能力差を徹底比較し、どのようなライフスタイルなら16号で足りるのか、あるいは20号にすべきなのか、後悔しないための具体的な判断基準を解説します。


給湯器の号数とは?16号と20号の決定的な違い

そもそも給湯器の「号数」とは、**「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル作れるか」**という能力を表す数字です。

  • 16号: 1分間に16Lのお湯を供給

  • 20号: 1分間に20Lのお湯を供給

この「4リットルの差」は、一見小さく見えますが、実は**「2箇所同時使用ができるかどうか」**の決定的な分かれ道になります。

冬場の能力低下に注意

注意が必要なのは、この号数はあくまで「水温+25℃」を前提としている点です。日本の冬は水温が5℃以下になることも珍しくありません。42℃のお湯を作ろうとすると、温度を35℃以上も上げる必要があり、16号の実質的な給湯量は10L〜11L程度まで落ち込みます。


2人暮らしで「16号」を選んで良いケース

16号は、コストを最小限に抑えたい単身世帯や、特定の条件を満たす2人暮らしに最適です。

1. お湯を同時に使う習慣がない

「シャワーを浴びている間は、もう一人はキッチンを使わない」というルールが自然に守れる環境であれば、16号でも大きな不満は出ません。

2. シャワーの勢いにこだわりがない

16号でも一人でシャワーを浴びる分には問題ありませんが、マッサージシャワーなどの高水圧を求めるヘッドを使用している場合、冬場は少し物足りなさを感じることがあります。

3. マンションの規定で決まっている

マンションなどの集合住宅では、排気スペースやガスメーターの能力(号数)によって、設置できる給湯器が16号までに制限されている場合があります。この場合は選択の余地なく16号となります。


2人暮らしでも「20号」を選ぶべきケース

現代の一般的な共働き夫婦や、快適性を重視する2人暮らしには20号が推奨されます。

1. 生活リズムが重なりやすい

一人がお風呂に入っている間に、もう一人が食器を洗ったり、洗面所で洗顔したりする場合、20号あれば両方の場所で安定した温度と水量を維持できます。16号だと、どちらかの湯量が極端に減ったり、急に冷たくなったりするリスクがあります。

2. シャワーを快適に浴びたい

20号は16号に比べて約25%パワーがあります。冬場でもしっかりとした水圧でお湯が出るため、お風呂の満足度が格段に上がります。

3. 将来的に家族が増える可能性がある

給湯器の寿命は約10年〜15年です。その間に家族が増える予定があるなら、あらかじめ20号にしておいた方が、買い替えの二度手間を防げます。


費用とランニングコストの比較

気になる「お金」の面を比較してみましょう。

本体価格と工事費

16号と20号の本体価格の差は、実はそれほど大きくありません。流通量が多い20号は割引率が高くなることもあり、実売価格では1万円〜2万円程度の差に収まることが一般的です。工事費は基本的に同額です。

ガス代(ランニングコスト)

「号数が大きいとガス代が高くなるのでは?」と心配される方が多いですが、これは誤解です。

ガス代は「使ったお湯の量」と「設定温度」で決まります。16号で10Lのお湯を沸かすのと、20号で10Lのお湯を沸かすのに必要なガスエネルギーはほぼ同じです。

むしろ、熱効率の高い**「エコジョーズ」**タイプを選べば、号数を上げても全体のガス代を節約することが可能です。


失敗しないためのチェックリスト

どちらにするか決めかねている方は、以下の項目をチェックしてみてください。

  • 現在の不満: 今、お湯の勢いに不満があるなら迷わず20号。

  • キッチンの利用: お風呂の時間帯に洗い物をする習慣があるなら20号。

  • 住居のタイプ: 戸建てなら20号(または24号)が主流。賃貸や古いマンションなら既存の号数を確認。

  • シャワーヘッド: 節水タイプではなく、勢い重視のヘッドが好きなら20号。


まとめ:2人暮らしなら20号が「正解」に近い

結論として、2人暮らしで給湯器を選ぶなら**「20号」が最もバランスが良く、後悔の少ない選択**となります。

16号は初期費用を抑えられるメリットがありますが、冬場の不便さを考慮すると、わずかな価格差で余裕のある給湯能力を手に入れられる20号のメリットは非常に大きいです。

給湯器は一度設置すると10年以上付き合う大切な住宅設備です。「お湯が出れば何でもいい」と思わず、自分たちの生活スタイルに合った号数を選んで、毎日のバスタイムを快適なものにしましょう。

もし迷っているなら、まずは信頼できる専門業者に見積もりを依頼し、現在の配管状況で20号へのサイズアップが可能かどうかを確認してもらうのが一番の近道です。


給湯器の16号で後悔しない!お湯不足を防ぐ選び方と費用を抑える賢い対策



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