4人家族に最適な給湯器の号数は?20号と24号の違いと失敗しない選び方のポイント
「お風呂でシャワーを浴びているときに、キッチンで洗い物を始めたら急にお湯が細くなった……」
「冬場になると、お湯の勢いが物足りなくてストレスが溜まる」
そんな経験はありませんか?実はこれ、給湯器の「号数(ごうすう)」が家族の人数やライフスタイルに合っていないことが原因かもしれません。
給湯器の交換は10年に一度の大きな買い物です。安易に「今と同じでいいか」と選んでしまうと、その先10年間、毎日のお風呂タイムで不便を感じ続けることになってしまいます。
この記事では、4人家族にとって理想的な給湯器の能力について、20号と24号の具体的な違いや、後悔しないためのチェックポイントを徹底解説します!
1. そもそも給湯器の「号数」って何のこと?
給湯器のカタログを見ると必ず大きく書かれている「16号」「20号」「24号」という数字。これは、給湯器が持つ**「お湯を作る能力」**を表しています。
具体的には、**「水温+25℃のお湯を、1分間に何リットル出せるか」**という定義です。
16号: 1分間に16リットル
20号: 1分間に20リットル
24号: 1分間に24リットル
数字が大きければ大きいほど、一度に大量のお湯を作ることができる「パワフルな給湯器」ということになります。
2. 4人家族の分かれ道!「20号」vs「24号」どっちが正解?
4人家族のご家庭で最も悩まれるのが、20号にするか24号にするかという選択です。それぞれの特徴と、向いている家庭のパターンを見ていきましょう。
「20号」が向いているご家庭
20号は、2〜3人家族で標準的とされるサイズですが、4人家族でも以下のような場合は選択肢に入ります。
家族の生活リズムがバラバラ: お風呂の時間と夕飯の片付け時間が重ならない。
同時使用が少ない: シャワーを使っている間は、他の場所でお湯を使わないというルールがある。
初期費用を抑えたい: 24号に比べて、本体価格が数万円安くなる傾向があります。
「24号」が向いているご家庭(プロの推奨)
4人家族なら、基本的には「24号」を選ぶのが最も安心です。
同時使用が当たり前: 「お父さんがシャワー中に、お母さんがキッチンでお湯を使い、子供が洗面所で手を洗う」といった場面でも、お湯の温度や水圧が安定します。
冬場の快適性を重視: 冬は水温が低いため、お湯を作るのにパワーが必要です。20号だと冬場にシャワーの勢いが弱く感じることがありますが、24号なら真冬でもたっぷりのお湯が使えます。
シャワーの圧力を重視: 勢いのあるシャワーが好きなら、余裕のある24号一択です。
3. 20号から24号へアップグレードする際の注意点
「じゃあ、余裕を持って24号にしよう!」と決める前に、いくつか確認しておくべき技術的なポイントがあります。
① ガスメーターの能力(号数)
ガスメーターにも「3号」「5号」「6号」といった容量があります。24号の給湯器はガス消費量が多いため、現在お使いのメーターが小さい場合、ガス会社によるメーター交換(基本無料)が必要になることがあります。
② 配管の太さ
非常に古い住宅の場合、お湯の配管が細すぎて、せっかく24号を設置しても蛇口から出るお湯の量が増えないケースが稀にあります。設置業者に事前確認してもらうのがスムーズです。
③ マンションの規約
マンションにお住まいの場合、管理規約で「設置できる給湯器の最大号数」が決まっていることがあります。勝手に号数を上げられない場合があるため、事前に管理組合の規約をチェックしましょう。
4. 費用対効果(コスパ)で考える選び方
「24号にするとガス代がすごく高くなるのでは?」と心配される方がいますが、実は号数が大きくてもガス代はそれほど変わりません。
ガス代は「使ったお湯の量」に比例します。同じ量のお湯を出すのであれば、20号でも24号でも必要なガスエネルギーはほぼ同じだからです。
むしろ、24号にして「エコジョーズ(高効率タイプ)」を選ぶ方が、毎月のランニングコストを大幅に抑えることができます。
20号(従来型): 初期費用は安いが、ガス代は標準。
24号(エコジョーズ): 初期費用はやや高いが、お湯の出が快適でガス代も安い。
4人家族で10年使うことを考えれば、24号のエコジョーズを選択するのが、最も満足度と収益(節約効果)のバランスが良いと言えるでしょう。
5. 失敗しないための最終チェックリスト
最後に、購入前にこれだけは確認しておきたいポイントをまとめました。
同時使用の頻度: 夕食後にお風呂と皿洗いが重なるか?
冬場の水圧: 現在、冬のシャワーに不満があるか?
シャワーヘッドの種類: 節水シャワーを使っているか?(節水タイプなら20号でも耐えられる場合があります)
家族の成長: お子様が大きくなると、お湯の使用量やシャワーの時間が増える傾向にあります。
まとめ
4人家族にとって、給湯器は日々の生活を支える重要なインフラです。
結論として、「家事やお風呂の時間を気にせず、いつでも快適にお湯を使いたい」のであれば、24号を選ぶのが正解です。数万円の初期費用の差で、この先10年間の「お湯の出待ち」や「水圧不足のストレス」を解消できると考えれば、非常に価値のある投資になります。
逆に、徹底的にコストを抑えたい、あるいは同時使用がほぼ発生しないというライフスタイルであれば、20号でも十分対応可能です。
あなたの家では、誰が、いつ、どのようにお湯を使っていますか?
一度家族のタイムスケジュールを振り返ってみると、選ぶべき号数がはっきりと見えてくるはずです。
「今のガスメーターで24号は付けられる?」「工事費込みでいくらになる?」と気になったら、まずは信頼できる施工店に現在の状況を伝えて、最適なプランを提案してもらいましょう!
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