突然の給湯器エラーも怖くない!ノーリツ製給湯器のリセット方法と症状別エラー解除の全手順
お風呂に入ろうとした矢先、給湯器のリモコンに見たことのない数字が点滅して、お湯が出なくなってしまった……。そんな経験はありませんか?冬場の寒い時期や、忙しい家事の合間に突然お湯が止まると、パニックになってしまいますよね。
「故障かな?」「高い修理代がかかるかも」と不安になるかもしれませんが、実は故障ではなく、安全装置が働いただけというケースも少なくありません。その場合、正しい手順で「リセット操作」を行うだけで、あっさりとお湯が復活することがあります。
この記事では、ノーリツ(NORITZ)製給湯器をお使いの方に向けて、誰でも簡単にできるリセット方法から、エラーコード別の対処法、リセットしても直らない時のチェックポイントまで、専門的な視点を交えつつ分かりやすく解説します。
1. 給湯器の「リセット」とは?まずは落ち着いて状況確認
給湯器のリセットとは、本体のコンピューターを再起動させ、一時的なエラー表示を消去する操作のことです。パソコンやスマートフォンの動きが悪くなったときに再起動するのと同じイメージですね。
ノーリツの給湯器でエラー(数字の点滅)が出た場合、まずは以下の3つのステップを試してみましょう。
手順1:リモコンのスイッチでリセット
最も安全で簡単な方法です。
すべてのお湯の蛇口を閉める。
台所や浴室にあるリモコンの「運転スイッチ」を一旦「切」にする。
数秒待ってから、再び「入」にする。
エラー表示が消えていれば、お湯を出して動作を確認する。
手順2:電源プラグの抜き差しでリセット(屋外設置の場合)
リモコン操作で改善しない場合は、本体の電源を物理的に遮断して放電させます。
給湯器本体付近にあるコンセントから電源プラグを抜く。
約10秒〜30秒ほど待つ。
再びプラグを差し込む。
リモコンの時計設定などが初期化されることがありますが、エラーが消えているか確認します。
※雨の日や、手が濡れている状態では感電の恐れがあるため、絶対に行わないでください。
手順3:ガスメーター(マイコンメーター)の確認
「お湯だけでなくガスコンロも火がつかない」という場合は、給湯器ではなくガスメーターがガスを遮断している可能性があります。地震や長時間の連続使用が原因で遮断されるため、その場合はメーター側の復帰ボタンを押す必要があります。
2. よくあるエラーコードと具体的な原因
ノーリツの給湯器には、異常の内容を知らせる3桁の数字(エラーコード)が表示されます。リセットする前に、どの数字が出ているかメモしておきましょう。
エラーコード「111」「11」:点火不良
最も頻繁に見られるエラーです。点火しようとしたけれど火がつかなかった状態を指します。
主な原因: ガスの供給不足、大雨や強風による湿気、長期間不使用による配管内の空気混入。
対策: ガス栓が開いているか確認し、リセット操作を2〜3回繰り返してみてください。
エラーコード「140」「14」:過熱防止装置の作動
機器内部が異常に熱くなったことを検知した状態です。
主な原因: 回路の不具合や、熱交換器の詰まり。
対策: 安全のため、一度リセットして再度エラーが出る場合は、無理に使用せず点検を依頼しましょう。
エラーコード「290」:中和器の詰まり
エコジョーズ(高効率給湯器)特有のエラーで、排熱を利用する際に発生するドレン水の排水がうまくいっていない状態です。
主な原因: ドレン配管の凍結、ゴミの詰まり。
対策: 冬場であれば配管の解凍を待つか、配管出口にゴミが溜まっていないか確認します。
エラーコード「710」:回路基板の異常
内部の電子回路に一時的なノイズが入ったり、基板自体が故障したりした際に出ます。
対策: 電源プラグの抜き差しで改善することが多いですが、頻発する場合は基板の寿命が考えられます。
3. リセットしてもお湯が出ない!見落としがちなチェックリスト
「リセット操作をしたのに、またすぐにエラーが出る」という場合、根本的な原因が別の場所にあるかもしれません。修理を呼ぶ前に、以下の項目をセルフチェックしてみましょう。
断水していませんか?
近所で水道工事が行われている場合や、マンションの受水槽清掃などで水が止まっていると、給湯器は作動しません。
ガス切れ・ガス遮断はありませんか?
プロパンガス(LPガス)の場合はボンベの残量を確認してください。都市ガスの場合は、ガスメーターのランプが赤く点滅していないか確認しましょう。
リモコンのチャイルドロックやお湯はり設定
意図せず設定が変わっていることがあります。
凍結(冬季)
冷え込みが厳しい朝は、配管内の水が凍ってセンサーが反応しないことがあります。この場合は、気温が上がって自然に解凍するのを待つのが一番の解決策です。無理に熱湯をかけると配管が破裂するリスクがあるため注意しましょう。
4. 寿命と買い替えのタイミングを知って賢く節約
給湯器の設計上の標準使用期間は、一般的に**「10年」**とされています。
設置から8年〜10年以上経過している場合、一度リセットして直ったとしても、内部部品(熱交換器、センサー、電装基板など)の経年劣化が進んでいる可能性が高いです。
修理か買い替えか、判断の目安
購入から5年以内: 保証期間内であれば無償修理、あるいは数万円程度の部品交換で長く使い続けられる可能性が高いです。
購入から7〜10年: 部品代に加え技術料、出張料がかさみます。一度直しても他の箇所が連鎖的に故障するリスクがあるため、見積もりを見て検討が必要です。
10年以上: メーカー側で修理部品の保有期間が終了しているケースが多く、修理が不可能なこともあります。最新モデルに交換した方が、燃費(熱効率)が良くなり、長期的な光熱費の節約につながります。
また、古い給湯器を使い続けると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や火災のリスクもゼロではありません。リセットを繰り返して「だましだまし使う」のは避け、安全第一で考えましょう。
5. 専門業者へ依頼する際のポイント
どうしてもお湯が出ない場合、無理に分解しようとするのは大変危険です。ガスや電気を扱う機器のため、有資格者による点検が必要です。
修理や交換を依頼する際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。
メーカー名(ノーリツ)
型式(本体の正面や側面のシールに記載されている「GT-C2462SAWX」などの英数字)
表示されているエラーコード(例:111)
いつから、どのような状況でお湯が出ないか
最近では、メーカー公式の修理受付以外にも、ガス機器設置専門の業者が多数あります。複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」を行うことで、施工費用を抑えつつ、アフターサポートの充実した信頼できる業者を見つけることができます。
まとめ
ノーリツの給湯器でトラブルが起きたとき、まずは**「リモコンのスイッチを切って、入れ直す」**という基本のリセット操作を試してみてください。これだけで解決するトラブルは意外と多いものです。
しかし、リセットはあくまで「一時的な処置」であることを忘れないでください。頻繁にエラーが出る場合や、異音・異臭(焦げ臭いなど)がする場合は、速やかに使用を中止し、専門家による点検を受けてください。
毎日使うお湯だからこそ、日頃のメンテナンスや異変への早めの対応が、快適で安全な暮らしを守る秘訣です。この記事を参考に、まずは落ち着いてエラーの内容を確認し、適切な対処を行ってくださいね。
「お湯が出る幸せ」を一日も早く取り戻せるよう応援しています!
おわりに
いかがでしたでしょうか。給湯器のトラブルは、仕組みを知っていれば慌てずに済みます。もし今回の記事で解決しないような特殊な症状や、最新の省エネ給湯器への交換について詳しく知りたいという場合は、お気軽にご相談ください。
他にも、家庭でできる光熱費の節約術や、住まいのメンテナンスに関するお役立ち情報を発信していますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。