電気給湯器の選び方と交換ガイド!光熱費を抑えて快適なお湯ライフを送る秘訣


毎日の生活に欠かせない「お湯」。お風呂やキッチンで何気なく使っていますが、ふとした瞬間に「最近、電気代が上がったかも?」「お湯の出が悪くなった?」と不安に思うことはありませんか?

電気給湯器は、家庭の消費電力の中でも大きな割合を占める設備です。それだけに、正しい知識を持って選び、適切にメンテナンスを行うことが、家計を守り、日々のストレスを減らすことに直結します。

この記事では、電気給湯器の基本から、最新の省エネモデルの選び方、寿命の見極め、そして効率的な使い方まで、専門的な視点を交えつつ初心者の方にも分かりやすく解説します。


電気給湯器の種類とそれぞれの特徴

一口に電気給湯器と言っても、実はお湯を作る仕組みによって大きく2つのタイプに分かれます。まずはご自身のライフスタイルにどちらが合っているかを確認しましょう。

1. 電気温水器

電気温水器は、貯湯タンクの中にある電気ヒーターでお湯を沸かす、非常にシンプルな仕組みの給湯器です。

  • メリット: 構造が単純なため故障しにくく、導入費用(本体価格)を安く抑えることができます。

  • デメリット: ヒーターでお湯を沸かすため、後述するエコキュートに比べると電気代が高くなる傾向があります。

2. エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)

現在、電気給湯器の主流となっているのがエコキュートです。エアコンと同じ「ヒートポンプ技術」を使い、空気中の熱を取り込んで効率よくお湯を沸かします。

  • メリット: 電気エネルギーだけでなく空気の熱を利用するため、電気温水器に比べて電気代を約3分の1程度にまで抑えることが可能です。

  • デメリット: 電気温水器に比べると初期費用が高くなります。


失敗しない!電気給湯器を選ぶための4つのポイント

新しい給湯器を購入・交換する際は、以下のポイントをチェックすることで、導入後の「失敗した!」を防ぐことができます。

① 家族構成に合ったタンク容量を選ぶ

電気給湯器は、深夜にお湯を沸かしてタンクに貯めておく「貯湯式」が一般的です。そのため、タンクの容量が足りないと、お風呂に入っている最中に「湯切れ」を起こしてしまう可能性があります。

  • 300L前後: 2〜3人家族向け

  • 370L: 3〜4人家族の標準サイズ

  • 460L: 4〜5人以上の大家族や、来客が多い家庭向け

少し余裕を持ったサイズを選ぶのが、快適に過ごすためのコツです。

② 住んでいる地域の環境を確認する

日本国内でも、お住まいの地域によって最適な機種が異なります。

  • 一般地仕様: 最も一般的なモデル。

  • 寒冷地仕様: 冬場の冷え込みが厳しい地域(マイナス10度〜25度など)に対応した、凍結防止機能が強化されたモデル。

  • 塩害地仕様: 海に近い地域で、潮風による腐食を防ぐ加工が施されたモデル。

③ 給湯タイプ(機能)を決める

お風呂の機能によって、使い勝手が変わります。

  • フルオート: ボタン一つでお湯はり、保温、たし湯まで全て自動。

  • オート: お湯はりは自動ですが、保温などは手動。

  • 給湯専用: 蛇口からお湯を出すだけのシンプルなタイプ。

④ 設置スペースの確認

貯湯タンクは大型の設備です。家の裏手や狭い通路に設置する場合、「薄型モデル」や「省スペースモデル」を選択肢に入れる必要があります。あらかじめ搬入経路と設置場所のサイズを測っておきましょう。


電気給湯器の寿命と交換時期のサイン

電気給湯器の寿命は、一般的に10年〜15年と言われています。壊れてから慌てて交換すると、数日間お湯が使えない不便な生活を強いられることになります。以下のような予兆があれば、早めの点検や交換を検討しましょう。

  • お湯の温度が安定しない: 設定温度よりぬるかったり、急に熱くなったりする場合。

  • 異音がする: 沸き上げ中に今まで聞いたことがないような音がする場合。

  • 水漏れ: タンクの周りや配管から水が漏れている。

  • エラーコードが頻発する: リモコン画面に何度もエラーが表示される。

特に10年を超えている場合は、修理部品の供給が終了していることもあるため、修理よりも交換の方が長期的に見てお得になるケースが多いです。


電気代を節約する!効率的な使い方のテクニック

家計に優しい電気給湯器ですが、使い方次第でさらに光熱費を削減できます。

深夜電力を賢く使う

多くの電気給湯器は、電気料金が安い夜間の時間帯にお湯を沸かします。電力会社との契約プランを確認し、最も安い時間帯に沸き上げが行われるよう設定しましょう。

「自動保温」の時間を短くする

お風呂の自動保温機能は便利ですが、実はずっとお湯を温め直しているため電力を消費します。家族が続けて入浴するようにし、保温時間を短く設定するか、手動で追い炊きをする方が節約になります。

出張や旅行時は「沸き上げ停止」

数日間家を空ける場合は、リモコンの「沸き上げ停止」設定を活用しましょう。使わないお湯を毎日沸かす無駄を省けます。

シャワーヘッドを節水タイプに変える

使うお湯の量自体を減らせば、当然お湯を沸かすエネルギーも少なくて済みます。手軽にできる対策として、節水効果の高いシャワーヘッドへの交換もおすすめです。


交換費用の目安と業者選びのコツ

交換にかかる費用は、本体価格+標準工事費が基本となります。

  • 電気温水器の交換: 約15万円〜30万円

  • エコキュートへの交換: 約35万円〜60万円

※機種や工事の難易度によって変動します。

信頼できる業者の見分け方

  1. 見積もりが明確か: 「工事一式」ではなく、部材代や廃棄費用が細かく記載されているか。

  2. アフターサポート: 万が一の故障時にすぐ駆けつけてくれるか、保証期間はどれくらいか。

  3. 施工実績: 電気工事や給排水工事の資格を保有し、実績が豊富か。


まとめ:自分にぴったりの一台で快適な毎日を

電気給湯器は、一度設置すれば長く付き合っていく大切なパートナーです。初期費用の安さだけで選ぶのではなく、10年間のランニングコストや使い勝手をトータルで考えることが、賢い選択への第一歩となります。

もし今お使いの給湯器が10年近く経っているのなら、まずは最新モデルのカタログを眺めてみることから始めてみてはいかがでしょうか。最新の省エネ技術は、想像以上にあなたの生活を豊かに、そして家計を楽にしてくれるはずです。

冬の寒い日も、仕事で疲れた夜も、たっぷりのお湯があなたを癒してくれますように。


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