給湯器のリンナイエラーを自力で解決!点検・修理の目安と費用を徹底解説


「お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない!」「リモコンに見慣れない数字が点滅している……」

そんな突然のトラブルに、焦ってしまう方は少なくありません。特に寒い冬場や夜間に給湯器が動かなくなると、生活に大きな支障が出てしまいますよね。リンナイ(Rinnai)の給湯器でエラーコードが表示されたとき、実は**「自分ですぐに直せるもの」と「プロに任せるべき故障」の2パターン**があります。

この記事では、リンナイの給湯器でよくあるエラーコードの意味と具体的な対処法、そして修理・交換を検討すべきタイミングや費用相場を詳しくまとめました。この記事を読めば、無駄な出費を抑えつつ、安全に最短でお湯を取り戻すことができます。


1. リンナイ給湯器のエラーコードとは?

給湯器のリモコンに表示される2桁、または3桁の数字は「エラーコード」と呼ばれます。これは給湯器のどこに不具合が起きているのかを知らせるための自己診断機能です。

エラーが出たからといって、必ずしも故障とは限りません。まずは落ち着いて、表示されている数字を確認しましょう。


2. よくあるエラーコードと即実践できる対処法

多くの家庭で発生しやすい代表的なエラーコードとその解決策を紹介します。

【エラー111・11】点火不良

最も頻繁に見られるエラーの一つで、火がつかない状態を指します。

  • 原因: ガスの供給不足、落雷による一時的な不具合、湿気など。

  • 対処法: 1. 他のガス機器(コンロなど)が使えるか確認する。使えない場合はガスメーターが遮断されている可能性があります。

    2. リモコンの運転スイッチを一旦切り、再度入れ直す。

    3. 悪天候(大雨や強風)の後は、しばらく待ってから再試行する。

【エラー140・14】過熱防止装置の作動

給湯器内部が異常に熱くなったときに、安全のために運転を停止するコードです。

  • 原因: 内部の部品(温度ヒューズなど)の断線や故障。

  • 対処法: これは安全装置が働いている状態のため、ユーザーが自分で直すことは困難です。無理に再起動を繰り返さず、使用を中止して専門業者へ連絡してください。

【エラー632】ふろ循環アダプターの詰まり

追い炊きができないときに表示されることが多いエラーです。

  • 原因: 浴槽内のフィルターが詰まっている、または水位が足りない。

  • 対処法: 1. 浴槽の循環アダプター(フィルター)を取り外し、歯ブラシなどで掃除する。

    2. 循環アダプターが完全に隠れるまでお湯(水)を張り、再度追い炊きを試す。

【エラー032】排水栓の閉め忘れ

お風呂にお湯を溜めようとした際に表示されます。

  • 原因: 浴槽の栓が閉まっていない、またはゴムパッキンの劣化。

  • 対処法: 栓がしっかり閉まっているか確認してください。自動湯はりの途中で栓を閉め忘れると、一定時間でこのエラーが出ます。


3. 自分でできる「リセット操作」の手順

軽微なエラーであれば、システムのリセットだけで復旧することがあります。

  1. リモコンでリセット: 運転スイッチを「切」にし、数分待ってから再び「入」にする。

  2. 電源プラグでリセット: 屋外にある給湯器本体のコンセントを一度抜き、数分後に差し直す。

    • ※ガス臭いときや、水漏れしているときは絶対にプラグを触らないでください。


4. プロに修理を依頼すべきサイン

以下の場合は、部品の寿命や基板の故障が疑われるため、早急に専門業者へ点検を依頼しましょう。

  • 異音がする: 「ピー」「ボン」といった普段聞かない大きな音がする。

  • 異臭がする: ガスの臭いや、何かが焦げたような臭いがする。

  • 煙が出ている: 給湯器本体から煙が出ている場合は、すぐにガス栓を閉めて使用を中止してください。

  • エラーが頻発する: 一度リセットして直っても、数日後にまた同じエラーが出る場合は、部品の劣化が進んでいます。


5. 修理か交換か?判断の基準

給湯器の不具合に直面したとき、最も悩むのが「修理して使い続けるか、新品に買い替えるか」という点です。

使用年数で判断する

給湯器の設計上の標準使用期間は**「約10年」**です。

  • 7年未満: 修理で対応するのが経済的です。保証期間内であれば無償修理の可能性もあります。

  • 8〜10年: 部品の摩耗が進んでいるため、一度修理しても別の箇所が故障するリスクが高いです。修理費用が高額になるなら、交換も視野に入れましょう。

  • 10年以上: メーカー側で修理用部品の保有期間が終了していることが多く、修理不可となるケースがほとんどです。安全性も考慮し、交換を強くおすすめします。

修理費用の目安

  • 基板の交換:20,000円〜40,000円

  • バルブ・センサー類の交換:15,000円〜30,000円

  • 熱交換器の交換:40,000円〜70,000円


6. 業者選びで失敗しないためのポイント

修理や交換を依頼する際、悪質な業者に騙されないために以下の3点をチェックしましょう。

  1. 資格の有無: 「ガス可とう管接続工事監督者」や「給水装置工事主任技術者」などの国家資格を持っているか。

  2. 見積書の明瞭さ: 「工事一式」ではなく、部品代・工賃・出張費が細かく記載されているか。

  3. アフターサポート: 施工後の保証期間が設定されているか。

最近では、インターネットで複数の業者から一括見積もりを取ることも可能です。急いでいるときこそ、まずは電話での応対が丁寧な会社を選びましょう。


7. まとめ:エラーコードは「健康診断」の結果

給湯器のエラーコードは、重大な事故を防ぐための大切なメッセージです。数字が表示されたら、まずは取扱説明書やメーカー公式サイトで内容を確認し、適切なアクションを起こしましょう。

お湯が出ない不便さはストレスですが、間違った自己判断で無理に使い続けるのは火災や事故の原因になり大変危険です。10年近くお使いの場合は、最新のエコ給湯器に交換することで、月々のガス代を大幅に節約できるメリットもあります。

日頃から循環アダプターの掃除など、簡単なメンテナンスを心がけることで、給湯器の寿命を延ばすことができます。快適なバスタイムを取り戻すために、まずはリモコンの数字をチェックすることから始めてみてくださいね。


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