給湯器はつけっぱなしがお得?消すべき?ガス代を劇的に抑える正解と節約術
「給湯器のスイッチ、使わない時もずっとオンにしたままで大丈夫かな?」「こまめに消した方がガス代は安くなるの?」と、毎月の光熱費を気にして悩んでいませんか?
お風呂やキッチンで毎日使う給湯器。実は、電源を入れっぱなしにしているだけでお金が損をしているのではないか、と不安になる方は非常に多いです。SNSやネット掲示板でも「消す派」と「消さない派」で意見が分かれていて、結局どちらが正しいのか分かりにくいですよね。
この記事では、給湯器の電源をつけっぱなしにした際の待機電力やガスの消費実態、そして**「結局どっちが一番安く済むのか」**という結論をプロの視点で徹底解説します。この記事を読み終える頃には、明日からの給湯器の使い方がガラリと変わり、無理なく家計をスリムにできるはずです。
1. 給湯器の電源は「つけっぱなし」でOK?気になるガス代の仕組み
まず結論からお伝えすると、「給湯器の電源をつけっぱなしにしても、ガス代は一切かかりません」。
意外に思われるかもしれませんが、多くの家庭で使われている都市ガスやプロパンガス(LPガス)の給湯器は、リモコンのスイッチが入っているだけではガスを消費しない仕組みになっています。
ガスが消費されるタイミングとは
ガスが燃焼するのは、蛇口をひねって水が流れ出し、給湯器内のセンサーが「お湯が必要だ」と判断した瞬間だけです。つまり、リモコンの液晶画面が点灯しているだけでは、ガスバーナーは作動していません。
待機電力のコストはどのくらい?
ガス代はかかりませんが、電気代(待機電力)はわずかに発生します。
一般的な給湯器の待機電力:約2W〜5W程度
1ヶ月あたりの電気代:約30円〜60円前後
この金額を「もったいない」と感じるか、「利便性のための必要経費」と感じるかが、スイッチを消すかどうかの判断基準になります。
2. 「こまめに消す」メリットと意外な落とし穴
節約意識が高い方は、使うたびに電源をオフにする習慣があるかもしれません。もちろん、待機電力をゼロにできるメリットはありますが、実は「こまめに消しすぎる」ことによるデメリットも存在します。
水道の出しっぱなしによる「意図しない着火」を防げる
一番のメリットは、無意識にレバーを「お湯側」にして水を出してしまった際、ガスが点火するのを防げる点です。
最近の混合水栓は、レバーが真ん中にあると水とお湯の両方を使おうとします。電源が入っていると、ちょっと手を洗うだけでも給湯器が反応してしまい、無駄なガス代が発生します。電源を切っておけば、これを物理的に阻止できます。
頻繁なON/OFFは故障の原因になる?
「スイッチを何度も押すと壊れやすくなるのでは?」という心配を耳にしますが、現代の給湯器は非常に頑丈に設計されています。1日に数回程度の操作で壊れることはまずありません。
ただし、お湯を使っている最中に頻繁に消したり、極端な頻度で操作したりすることは、電装基板にわずかな負荷をかけ続けることになるため、推奨はされません。
3. 結局、一番安く済む「最適解」はこれ!
生活スタイルに合わせて、以下の3つのルールを使い分けるのが、最も賢く、ストレスのない節約術です。
① 日中の活動時間は「つけっぱなし」
キッチンやお掃除などで何度もお湯を使う昼間は、つけっぱなしで問題ありません。毎回ボタンを押す手間(タイムロス)を考えると、利便性を優先した方が家事の効率が上がります。
② 夜寝る前と外出時は「オフ」
長時間を空ける際は、リモコンの電源を切りましょう。これで月数十円の待機電力を確実にカットできます。ちりも積もれば山となる、堅実な節約法です。
③ 混合水栓のレバーを常に「水側」に固定する(重要!)
これが最強の節約術です。電源がオンの状態でも、蛇口のレバーを右側(水100%)に振り切っておけば、水を出した時に給湯器は反応しません。
「電源を消し忘れてもガス代がかからない状態」を作っておくのが、最もミスがなく効果が高い対策となります。
4. 給湯器のタイプ別!注意すべきポイント
お住まいの環境によって、給湯器の特性は少し異なります。
エコジョーズ(高効率給湯器)の場合
エコジョーズは排熱を再利用するため、もともとガス代が抑えられる設計です。しかし、構造が複雑な分、お湯が出るまでに一瞬時間がかかることがあります。頻繁に電源を消すと、再始動時の検知に時間がかかる場合があるため、使い勝手を見ながら調整しましょう。
寒冷地での「つけっぱなし」は必須
冬場の気温が氷点下になる地域では、絶対にコンセントを抜いてはいけません。
給湯器には「凍結予防ヒーター」が内蔵されており、外気温が下がると自動で作動して配管の破裂を防いでくれます。リモコンのスイッチがオフでもコンセントが入っていれば作動しますが、冬場は安全のために電源を入れたままにする家庭も多いです。
5. ガス代・電気代をさらに下げるための具体的対策
「給湯器を消すかどうか」よりも、実はもっとインパクトの大きい節約ポイントがあります。
設定温度を1度下げる
給湯温度を42度から41度、あるいは40度に下げるだけで、ガス消費量は年間で数千円単位で変わります。特に夏場は、体感温度が変わらない範囲で積極的に温度設定を下げましょう。
節水シャワーヘッドの導入
お湯の量を減らすことは、そのままガス代の削減に直結します。
最近の節水シャワーヘッドは、水圧を維持しながら使用量を30%〜50%カットできるものが多く、投資額を数ヶ月で回収できるほどコスパが良い対策です。
お風呂の追い炊き回数を減らす
給湯器の中で最もガスを使うのが「お風呂の沸かし直し」です。
家族が間隔をあけずに入浴する、または保温シートを活用して温度低下を防ぐ工夫をする方が、電源のON/OFFよりも遥かに高い節約効果を生みます。
6. まとめ:ストレスのない範囲で「賢く管理」しよう
給湯器の「つけっぱなし」に関する疑問は解消されましたでしょうか?
ガス代: つけっぱなしでも、お湯を出さなければ0円。
電気代: 月数十円の待機電力がかかるが、利便性とのトレードオフ。
結論: 基本はつけっぱなしでOK。ただし、無意識な着火を防ぐために「レバーを水側にする習慣」をつけ、就寝時や長時間不在の時だけ消すのがベスト。
家計管理において大切なのは、小さなストレスを積み上げることではなく、仕組みで無理なく支出を抑えることです。「電源を消さなきゃ!」と神経質になりすぎる必要はありません。まずは蛇口の向きを確認することから始めてみませんか?
その一歩が、1年後の大きな節約効果へとつながっていきます。
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