給湯器の故障で困ったら?お湯が出ない原因と修理・交換の判断基準を徹底解説


「急にシャワーが水になった!」「お風呂の追い焚きができない……」

毎日当たり前のように使っている給湯器が突然故障すると、本当に焦ってしまいますよね。特にお風呂や炊事でお湯が使えない不便さは、想像以上にストレスがかかるものです。

「修理で直るのかな?」「もしかして買い替えが必要?」「どこに頼めば一番安くて安心?」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、給湯器が故障した際に見られる代表的な症状から、自分でチェックできるポイント、業者選びのコツまで、専門的な視点を交えつつ分かりやすく解説します。この記事を読めば、無駄な出費を抑え、最短でお湯のある生活を取り戻す方法がわかります。


1. 給湯器の故障?まずはこの症状をチェック

給湯器の調子が悪いと感じたとき、まずはどのような症状が出ているかを確認しましょう。症状によって、自分ですぐに解決できるものと、プロの修理が必要なものに分かれます。

お湯が全く出ない、または温度が安定しない

蛇口をひねっても水しか出ない場合、給湯器本体の点検が必要です。設定温度が変わっていないか、あるいは他の蛇口(キッチンや洗面所)でも同様の症状が出るかを確認してください。特定の場所だけお湯が出ない場合は、給湯器ではなく混合水栓(蛇口)の不具合の可能性があります。

リモコンにエラーコードが表示されている

壁のリモコン画面に「111」や「710」といった数字が表示されていませんか?これは給湯器の自己診断機能によるエラーメッセージです。メーカーごとに意味は異なりますが、例えば燃焼不良や点火ミス、センサーの異常などを示しています。取扱説明書やメーカー公式サイトでコードの内容を確認することで、原因の特定がスムーズになります。

給湯器から異音がする、または異臭がする

運転中に「ボンッ」という爆発音のような音がしたり、ピーという笛のような高い音が鳴り響いたりする場合は注意が必要です。また、焦げ臭い匂いや生臭いガスの匂いがする場合は、不完全燃焼やガス漏れの恐れがあるため、すぐに使用を中止して専門業者に連絡してください。

水漏れが発生している

給湯器本体の下が濡れている場合、内部の配管やパッキンが劣化して水漏れを起こしている可能性があります。放置すると電気系統のショートや、集合住宅の場合は階下漏水の原因にもなるため、早急な対応が求められます。


2. 業者を呼ぶ前に!自分でできる3つの確認事項

「故障だ!」と思っても、実は単純な設定ミスや外部要因であることも少なくありません。業者を呼んで点検費用が発生する前に、以下の3点を確認してみてください。

ガス・電気・水道の供給状況

意外と多いのが、ガスコンロは点くのにお湯だけ出ないというケースです。

  • ガスメーターの遮断: 地震や長時間の使用でマイコンメーターがガスを遮断していることがあります。

  • ブレーカーの落ち: 落雷や電気系統のトラブルで給湯器の電源が切れていないか確認しましょう。

  • 断水や凍結: 冬場であれば配管が凍結してお湯が出ないこともあります。この場合は、気温が上がるのを待つのが正解です。

リモコンの電源と設定

単純なことですが、リモコンの電源が「切」になっていないか、優先設定が別の場所になっていないかを確認してください。また、エコキュートや貯湯式の給湯器の場合は、タンクの中のお湯を使い切る「湯切れ」の可能性もあります。

給気口・排気口のふさがり

給湯器は外気を取り込んで燃焼させ、排気ガスを外に出します。排気口の周りに荷物を置いていたり、鳥の巣ができていたりすると、酸素不足で安全装置が働き、停止してしまいます。周囲に障害物がないかチェックしましょう。


3. 修理か交換か?判断するための「10年の壁」

給湯器のトラブルに直面したとき、最も悩むのが「修理して使い続けるか、思い切って新品に交換するか」という点です。その判断基準はズバリ**「使用年数」**にあります。

設計上の標準使用期間は10年

家庭用給湯器の寿命は、一般的に10年〜15年と言われています。メーカー側も「設計上の標準使用期間」を10年と定めていることが多く、これを超えると部品の劣化が全体に進んできます。

  • 購入から7年未満の場合: まだまだ使える可能性が高いため、修理がおすすめです。メーカー保証や延長保証が残っていることも多い時期です。

  • 購入から8年〜10年の場合: 修理は可能ですが、一度直しても別の箇所が次々と故障する「イタチごっこ」になるリスクがあります。修理費用が高額になるなら、交換を検討し始める時期です。

  • 10年以上経過している場合: メーカー側で修理用部品の保有期間が終了しているケースが多く、修理自体ができないことがあります。仮に直せても効率が悪くなっているため、最新の省エネ型(エコジョーズなど)に交換した方が、長期的な光熱費の節約につながります。


4. 失敗しない給湯器業者の選び方

給湯器の修理や交換をどこに頼むべきか、選択肢はいくつかあります。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものを選びましょう。

ガス会社(東京ガス・大阪ガスなど)

安心感とブランド力は抜群です。しかし、本体価格や工事費が割高になる傾向があります。

  • メリット: 信頼性が高く、対応が丁寧。

  • デメリット: 割引率が低く、費用が高くなりやすい。

給湯器メーカー(リンナイ・ノーリツ・パロマなど)

製品の構造を熟知しているため、確実な修理を求める場合に適しています。

  • メリット: 純正部品を用いた確実なメンテナンス。

  • デメリット: 交換の場合、他社メーカーとの比較ができない。

給湯器販売・設置の専門業者(ネット系業者)

近年、最も利用者が増えているのがネットで集客を行っている専門業者です。大量仕入れにより、本体価格を大幅に抑えているのが特徴です。

  • メリット: 費用が非常に安い。最短即日で工事に来てくれるスピード感。

  • デメリット: 業者数が多いため、技術力やアフターサービスに差がある。


5. 費用を抑えて賢く交換するためのポイント

もし交換が必要になった場合、少しでも安く、かつ高性能な機種を選びたいですよね。以下のポイントを意識してみてください。

エコジョーズ(高効率給湯器)を検討する

「エコジョーズ」は、排気熱を再利用してお湯を沸かす省エネタイプの給湯器です。従来のタイプよりもガス代が約10%〜15%節約できるため、4人家族などお湯の使用量が多い家庭では、数年で本体価格の差額を回収できます。

複数の業者から相見積もりを取る

ネット系の専門業者に依頼する場合、少なくとも2〜3社から見積もりを取りましょう。その際、以下の内容が明記されているか確認してください。

  • 本体代金

  • 標準工事費(廃材撤去費含む)

  • 追加費用の有無

  • 保証期間(製品保証と工事保証の両方)

「総額いくらになるのか」を明確に提示してくれる業者は信頼できます。逆に、電話で安値を提示しながら、現場で高額な追加費用を請求する業者には注意が必要です。

施工実績と口コミをチェック

安さだけで選ぶと、後々「配管の処理が雑だった」「水漏れが再発した」といったトラブルを招く可能性があります。業者のホームページで施工事例が豊富にあるか、利用者のリアルな口コミが良いかを確認することが大切です。


6. まとめ:トラブルを最小限に抑えるために

給湯器の故障は、冬場など特定の時期に集中する傾向があります。お湯が出ない状態が何日も続くと、銭湯通いや家事の遅延など、生活への影響は甚大です。

もし「最近お湯の温度が安定しないな」「変な音がするな」と感じたら、完全に壊れてしまう前に点検を依頼することをおすすめします。早期発見・早期対応ができれば、高額な交換費用を避け、安価な部品交換だけで済むこともあります。

この記事を参考に、まずは現状の症状を冷静にチェックし、信頼できるプロの診断を受けてみてください。あなたのお家の「お湯」が、一日も早く元通り快適に使えるようになることを願っています。


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