シャワーが弱い原因は給湯器?「直圧式」と「貯湯式」の違いを比較して不満を解消!


「お風呂のシャワーが弱くて、洗髪に時間がかかる……」「2階のシャワーだと、チョロチョロとしかお湯が出ない」

毎日のバスタイムで、シャワーの勢いが足りないと感じるのは非常にストレスフルですよね。

実は、シャワーの水圧が弱い原因の多くは、ご自宅に設置されている「石油給湯器(灯油ボイラー)」の給湯方式にあるかもしれません。石油給湯器には大きく分けて「直圧式」と「貯湯式(減圧式)」の2種類があり、それぞれでシャワーの勢いが劇的に異なります。

この記事では、シャワー圧の不満を根本から解消するために知っておきたい、直圧式と貯湯式の違いや、水圧を劇的にアップさせる交換の秘訣を徹底解説します。


1. シャワーが弱い最大の理由は「貯湯式(減圧式)」かも?

石油給湯器には、お湯を沸かす仕組みの違いによって、シャワーの勢いが変わる性質があります。

貯湯式(減圧式)の特徴

本体内部のタンクに一度水を貯め、それを沸かして保温しておくタイプです。

  • なぜ水圧が弱い?: タンクが水道の圧力で破損しないよう、「減圧弁」という部品で**水道の勢いをわざと弱めて(減圧して)**からタンクに入れています。

  • 体感の強さ: 水道直圧の約1/3から1/5程度の圧力まで落とされるため、特に2階への給湯や、勢いのあるシャワーを好む方には「物足りない」と感じられるのが一般的です。

直圧式(水道直圧式)の特徴

水道の圧力をそのまま利用し、配管の中で一気にお湯を沸かすタイプです。

  • なぜ水圧が強い?: 水道本来の勢いを殺さずにお湯を送り出すため、蛇口をひねった時の勢いが格段に違います。

  • 体感の強さ: ガス給湯器と同等のパワフルなシャワーが楽しめます。2階や3階にお風呂があるご家庭でも、ストレスなく使用可能です。


2. 【徹底比較】直圧式 vs 貯湯式 どっちを選ぶべき?

シャワー圧以外にも、これら2つの方式には大きな違いがあります。後悔しない選び方のポイントをまとめました。

比較項目直圧式 (水道直圧式)貯湯式 (減圧式)
シャワーの勢い非常に強いやや弱い
温度調節1℃単位で細かく設定可能段階設定(大まかな調節)
お湯の新鮮さ使う分だけ沸かすので新鮮タンクに貯めるのでやや古い
本体価格比較的高め比較的安め
水質への耐性井戸水だと配管が詰まりやすい井戸水や地下水でも故障しにくい
配管への負担圧力が強いため古い配管は注意低圧なので古い配管でも安心

直圧式がおすすめな人

  • シャワーの勢いを最優先したい。

  • 1℃単位で快適な温度設定をしたい。

  • 家族人数が多く、お湯切れを心配したくない。

貯湯式がおすすめな人

  • 井戸水や地下水を使用している。

  • 初期費用をできるだけ安く抑えたい。

  • 昔ながらの使い勝手で十分満足している。


3. シャワーの不満を解消する具体的な対策3選

「今すぐ給湯器を買い替えるのは難しい……」という方から、「この機会に根本的に直したい」という方まで、段階別の対策をご紹介します。

① 【手軽】低水圧用シャワーヘッドに交換する

最も安価で即効性がある方法です。シャワー板の穴を小さく・少なく設計した「低水圧用ヘッド」に付け替えるだけで、水の勢いを凝縮させ、体感の水圧を上げることができます。ただし、お湯の量そのものが増えるわけではありません。

② 【点検】フィルター(ストレーナー)の清掃

給湯器の入り口やシャワーヘッドの付け根にあるフィルターに、ゴミやサビが詰まっていることがあります。これを取り除くだけで、本来の勢いを取り戻せる場合があります。

③ 【根本解決】直圧式への買い替え

現在、貯湯式を使っていて「どうしても勢いに満足できない」という場合、次回の交換タイミングで直圧式を選ぶのが唯一の根本解決です。

※ただし、貯湯式から直圧式に変える際は、水道圧が高くなるため、宅内の古い配管が耐えられるか業者に診断してもらうのが安心です。


4. 交換費用の相場と「高圧力型」という選択肢

もし現在「貯湯式」のメリット(価格の安さや水質への強さ)を捨てがたいけれど、水圧も少しは改善したい……という場合は、**「高圧力型貯湯式」**という選択肢もあります。

  • 標準圧力型(貯湯式): 約12万〜18万円

  • 高圧力型(貯湯式): 約15万〜22万円

  • 直圧式: 約18万〜28万円

    (※本体+標準工事費の目安)

高圧力型貯湯式は、従来の貯湯式の約2倍の圧力でお湯を送り出せるため、標準タイプよりも快適なシャワーを実現できます。


まとめ:満足度の高いバスタイムを手に入れよう

シャワーが弱い原因が給湯器の「方式」にあると分かれば、対策は明確です。

  1. まずはフィルター掃除やシャワーヘッド交換を試してみる。

  2. 改善しなければ、ご自宅の給湯器が**「貯湯式」か「直圧式」か**を確認する。

  3. 寿命(約10年)が近いなら、次は**「直圧式」や「高圧力型」**への交換を検討する。

石油給湯器は一度設置すると10年近く使い続けるものです。多少の初期費用の差よりも、毎日のシャワーの快適さを選ぶことで、日々のストレスを大幅に軽減できます。

「うちの配管でも直圧式に変えられるかな?」と思ったら、まずは信頼できる施工業者に無料の見積もりと現地調査を依頼してみましょう。


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