給湯器の交換はホームセンターが本当に安い?後悔しないための選び方と費用を抑える裏ワザ
「急にお湯が出なくなった!」「そろそろ寿命かな?」と、給湯器の故障や買い替えで頭を悩ませていませんか?
給湯器は決して安い買い物ではありません。少しでも費用を抑えようと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが**「ホームセンター」**ではないでしょうか。チラシや店頭で「最大60%OFF!」といった派手な数字を目にすると、「ここで買えば間違いない」と感じてしまいますよね。
しかし、実は「表示価格の安さ」だけで決めてしまうと、後から思わぬ追加費用が発生したり、数年後にメンテナンスで困ったりするケースも少なくありません。
この記事では、給湯器をホームセンターで検討している方に向けて、本当の安さの正体やメリット・デメリット、さらにコストを最小限に抑えつつ高品質な工事を手に入れるための具体的な対策を徹底解説します。
1. ホームセンターの給湯器が「安い」と言われる理由
ホームセンターがなぜ低価格を実現できるのか、その仕組みを知ることで、納得感のある選択ができるようになります。
大量仕入れによるスケールメリット
全国に店舗を持つ大手ホームセンターは、メーカーから一度に大量の給湯器を買い付けます。これにより、1台あたりの仕入れ単価を極限まで下げることが可能です。
オリジナルモデル(限定モデル)の存在
一部のホームセンターでは、特定のメーカーと提携し、機能を最小限に絞った「ホームセンター専用モデル」を販売していることがあります。多機能な最新機種にこだわらず、お湯さえ出れば良いという方にとっては、これが安さの大きな武器になります。
パッケージ料金の分かりやすさ
「本体代+標準工事費」がセットになったコミコミ価格を提示しているため、予算が立てやすいのが特徴です。チラシなどで他社と比較しやすいため、価格競争が起きやすい環境にあります。
2. ホームセンターで依頼するメリットと見逃せない注意点
手軽さが魅力のホームセンターですが、契約前に知っておくべきポイントがあります。
メリット:実物を見られる安心感
ネットショップと違い、買い物ついでに実物のサイズ感やリモコンの操作感を確認できます。また、普段から利用している店舗であれば、心理的なハードルが低いのも大きな利点です。
デメリット1:工事担当者が「外部委託」であること
ここが最も重要なポイントです。ホームセンター自体に工事職人がいるわけではなく、多くの場合、地域の提携施工業者が派遣されます。そのため、**「誰が来るか当日までわからない」**という不安や、仲介手数料(マージン)が価格に乗っているという構造があります。
デメリット2:標準工事費以外の「追加費用」
チラシに載っているのはあくまで「標準的な設置」の場合です。
配管の延長が必要
高所作業になる
古い給湯器の処分費用
特殊な設置枠の使用
これらが重なると、見積もり時に数万円アップすることも珍しくありません。
3. 失敗しない給湯器選び!チェックすべき3つのポイント
安さだけに目を向けると、数年後に「あっちにしておけばよかった」と後悔することになりかねません。以下の3点は必ず確認しましょう。
① 「号数」をケチらない
給湯器には、同時にお湯を使える能力を示す「号数」があります。
16号: 一人暮らし向け
20号: 2〜3人家族向け
24号: 4人以上の家族、またはシャワーとキッチンを同時に使う家庭
安く済ませようと号数を下げると、冬場のシャワーが弱くなってしまい、生活の満足度が著しく低下します。
② エコジョーズ(省エネ型)か従来型か
初期費用は「従来型」の方が安いですが、毎月のガス代を抑えられるのは「エコジョーズ」です。4人家族などお湯の使用量が多い場合は、数年で差額を回収できることが多いため、長期的なコストパフォーマンスを計算に入れましょう。
③ 保証内容と期間
給湯器の寿命は一般的に10年〜15年と言われています。ホームセンターの保証が「メーカー保証のみ(通常1〜2年)」なのか、独自の「10年長期保証」がついているのかを確認してください。有料であっても、延長保証には入っておくのが無難です。
4. 費用をさらに抑えるための「賢い相見積もり」のやり方
ホームセンターの価格を基準にしつつ、さらに安く、かつ質の高い工事を狙うなら**「相見積もり(あいみつもり)」**は必須です。
なぜ複数を比べるべきなのか?
給湯器の交換には「定価」という概念がほぼありません。業者によって、得意なメーカーや在庫状況が異なるため、同じ機種でも見積額に3万〜5万円の差が出ることは日常茶飯事です。
比較対象にすべき3つの窓口
大手ホームセンター: 基準価格を知るため。
ガス会社(東京ガス・大阪ガスなど): 安心感は抜群だが、価格は高め。
給湯器専門のネット工事業者: 仲介マージンがないため、最安値を狙える。
ポイント: ネット業者の見積もりをホームセンターの担当者に見せて「これくらいまで安くなりませんか?」と相談するのも一つの手です。無理な値引き交渉ではなく、あくまで「検討材料」として提示しましょう。
5. 給湯器交換のベストタイミングを逃さない
「壊れてから」交換するのは、実は最も損をするパターンです。
お湯が出なくなると、私たちはパニックになります。一刻も早くお湯を使いたいがために、十分な比較検討をせずに「即日対応」してくれる業者に高い金額で依頼してしまうからです。
寿命のサインを見逃さない
お湯の温度が安定しない。
給湯器から異音がする(ボンッという着火音など)。
本体から水漏れしている。
排気口の周りが黒ずんでいる。
設置から10年を過ぎている場合、これらは故障の前兆です。動いているうちに余裕を持って見積もりを取り始めることが、結果として数万円の節約につながります。
6. まとめ:納得の価格で快適なお風呂ライフを
給湯器をホームセンターで安く買うことは可能ですが、それは「自分の家に合った条件」が揃っている場合に限ります。
まずはホームセンターで標準的な価格を把握する。
実際の工事範囲を確認し、追加費用の有無を明確にする。
ネット専門業者などと比較し、トータルコストと保証内容で判断する。
このステップを踏むだけで、無駄な出費を抑えつつ、安心して長く使える給湯器を手に入れることができます。
給湯器は家の一部。毎日使うものだからこそ、価格と信頼のバランスを大切に選んでくださいね。
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