給湯器からお湯が出ないけど水は出る!原因と自分でできる復旧・確認方法まとめ


「お風呂に入ろうとしたら、お湯が冷たいまま…」「キッチンで水は勢いよく出るのに、なぜかお湯にならない」

そんな突然のトラブル、本当に困ってしまいますよね。特に寒い日や、1日の疲れを癒やしたい夜に給湯器が動かないと、パニックになってしまうお気持ち、よくわかります。

実は、「水は出るのにお湯だけが出ない」という症状には、自分ですぐに解決できる小さな原因から、専門業者による修理が必要な故障まで、いくつかのパターンがあります。

この記事では、給湯器のトラブルに直面しているあなたへ向けて、まずはチェックすべきポイントから、症状別の対策、そして気になる修理・交換の相場まで、プロの視点で分かりやすく解説します。


1. まずは落ち着いて!チェックすべき「意外な落とし穴」

お湯が出ないとき、意外と多いのが「故障ではなかった」というケースです。業者を呼ぶ前に、まずは以下の3点を確認してみてください。

ガスの供給が止まっていませんか?

ガスコンロなど、他のガス機器は使えますか?もし他の器具も使えない場合は、ガスメーター(マイコンメーター)が遮断されている可能性があります。地震や長時間の使用検知で安全装置が働いた場合は、メーターの復帰ボタンを押すだけで解決します。

給湯器のコンセントは入っていますか?

台風や強風、あるいは何らかの衝撃で電源プラグが緩んでいることがあります。一度コンセントを抜き、数分待ってから差し直す「リセット」作業で、基盤のエラーが解消されることも珍しくありません。

リモコンに「エラーコード」が出ていませんか?

室内にあるリモコンパネルに、数字2桁や3桁(例:111、140、710など)が点滅していませんか?これは給湯器からの「ここが調子悪いよ」というサインです。この数字をメモしておくだけで、その後の対応がスムーズになります。


2. 【症状別】お湯が出ない主な原因と具体的な対策

水が出るということは、配管が詰まっているわけではありません。問題は「着火していない」か「制御がうまくいっていない」かのどちらかです。

ケースA:全ての蛇口からお湯が出ない

家中のどの蛇口からもお湯が出ない場合は、給湯器本体のトラブルが濃厚です。

  • 点火不良: バーナーに火がつかない状態。湿気や経年劣化が原因であることが多いです。

  • 水量サーボの不具合: お湯の量を調節する部品の故障。

ケースB:特定の場所(お風呂だけなど)でお湯が出ない

特定の蛇口だけお湯が出ないなら、給湯器本体ではなく**「混合水栓(蛇口)」の故障**かもしれません。

  • 切替弁の不具合: 蛇口内部の部品が劣化し、お湯と水の切り替えがうまくいっていないケースです。この場合は、水道修理業者に蛇口のメンテナンスを依頼しましょう。

ケースC:冬場に多い「配管の凍結」

朝一番にお湯が出ない場合、給湯器へとつながる配管内の水が凍っている可能性があります。

  • 対策: 自然に解けるのを待つのが一番安全です。急いで熱湯をかけると配管が破裂する恐れがあるため、ぬるま湯をゆっくりかけるか、ドライヤーの温風を当てる程度に留めましょう。


3. エラーコードから読み解くトラブルの正体

リモコンに表示されるエラーコードは、メーカー(ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパスなど)共通のものも多いです。代表的なものを挙げます。

  • 「111」「11」: 点火ができない(点火不良)。ガス栓の閉め忘れや、雷による一時的な不具合に多いコードです。

  • 「140」: 過熱防止装置の作動。内部が熱くなりすぎているサインで、安全のため運転を停止しています。

  • 「610」: 燃焼ファンモーターの異常。空気を送るファンが回っていない状態です。

  • 「710」: 電子基盤の回路異常。落雷や経年劣化で基盤がショートしている可能性があります。

これらのコードが出ている場合、一度電源を切って再起動しても改善しなければ、基盤や部品の交換が必要になるサインです。


4. 給湯器の寿命は何年?修理と交換の判断基準

給湯器には「設計上の標準使用期間」があり、一般的には10年が目安とされています。

修理を選んだほうが良い場合

  • 購入から5年以内(メーカー保証や延長保証が残っている可能性が高い)

  • エラーの原因が明確で、部品代が安価な場合

  • 他の箇所に劣化が見られない場合

交換(買い替え)を検討すべき場合

  • 設置から10年以上経過している

  • 「お湯の温度が安定しない」「異音がする」「変な臭いがする」といった予兆がある

  • 修理部品のメーカー保有期間が過ぎていて、修理が物理的に不可能な場合

10年を過ぎて一部を修理しても、すぐに別の箇所が故障して結果的に高くつく「修理の連鎖」に陥ることがよくあります。高効率な「エコジョーズ」などに買い替えることで、月々のガス代を抑えるという選択肢も収益(節約)の面で非常に有効です。


5. 信頼できる業者の選び方と費用を安く抑えるコツ

いざ修理や交換を依頼しようと思っても、どこに頼めばいいか迷いますよね。

どこに依頼するのが正解?

  1. ガス会社: 安心感は抜群ですが、費用は高めになる傾向があります。

  2. メーカー(修理窓口): 特定の機種に強く、純正部品での確実な修理が期待できます。

  3. 給湯器交換専門店: ネット等で集客している専門店。在庫を大量に抱えているため、**「安さ」と「スピード」**において非常に優秀です。

費用を抑えるポイント

  • 相見積もりを取る: 最低でも2〜3社から見積もりを取りましょう。本体代金の割引率(60〜80%OFFなど)を比較するのがコツです。

  • キャンペーンを利用する: 季節の変わり目など、給湯器の需要が動く時期にキャンペーンを行っている業者が多いです。

  • 自治体の助成金をチェック: 省エネ性能の高い給湯器への交換に対し、補助金を出している自治体もあります。


6. まとめ:焦らず、まずは現状確認を

給湯器からお湯が出ないと、どうしても焦ってしまいます。しかし、まずは**「ガスが来ているか」「エラーコードは何か」「コンセントの抜き差しで直るか」**を確認するだけで、無駄な出費を防げるかもしれません。

もし、どうしても直らない場合や、10年以上お使いであれば、それは新しい省エネモデルへ交換する絶好のタイミングとも言えます。最近の給湯器は燃費も良く、結果として家計を助けてくれるはずです。

「今日はお風呂に入れないかも…」と落ち込まず、まずは本記事のチェックリストを一つずつ試してみてくださいね。


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