給湯器のエラーコード一覧と消し方!リモコンに数字が出たときの正しい対処法
「お湯を出そうとしても冷たい水しか出てこない」
「リモコンの画面に、見慣れない数字やアルファベットが点滅していてお湯が使えない」
普段何気なく使っている給湯器から突然お湯が出なくなると、とても焦ってしまいますよね。給湯器のリモコンに数字が表示されている場合、それは機器が自身の異常を感知して安全装置を作動させたサインです。
しかし、エラーコードが出たからといって、必ずしも給湯器が完全に故障したとは限りません。一時的な天候不良やガス供給の遮断、簡単な部品の汚れなどが原因で止まっているケースも多く、正しい手順で対処すれば自分で復旧できることもあります。
この記事では、給湯器に表示されるエラーコードの基本的な意味をはじめ、主要なエラー番号別の原因と対処法、安全なリセット方法、そして専門業者を呼ぶべき判断基準を詳しく解説します。
給湯器のエラーコードとは?数字の意味と仕組み
給湯器のリモコンに表示される2桁または3桁の数字は、機器内部のマイコンがトラブルを検知した際に発する自己診断機能のコードです。
主要な国内メーカー(ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパスなど)では、エラーコードの大まかな意味や分類が業界内で共通化されています。数字の傾向を見ることで、どこに異常が起きているのかを大まかに把握することができます。
- 100番台:点火不良やガス供給に関するエラー
- 200番台:お風呂の湯はりや水位、ふろ循環に関するエラー
- 700番台:電子基板やセンサーなどの電気系統のエラー
- 800〜900番台:使用年数の目安や内部のメンテナンス時期を知らせるコード
【主要なエラーコード別】原因と自分でできる対処法
よく発生する代表的なエラーコードをピックアップし、それぞれの原因と対処法を解説します。
1. 点火・ガス供給系のエラー(111・110・121・140など)
お湯を沸かすための火がつかない、あるいは燃焼中に火が消えてしまった場合に表示されます。
- 主な原因:強風や大雨による一時的な着火不良、ガスの元栓が閉まっている、ガスメーターの安全装置作動。
- 対処法:家の他のガスコンロなどが使用できるか確認します。他のガス機器も使えない場合は、ガスメーター(マイコンメーター)が安全のためにガスを遮断している可能性が高いため、ガスメーターの復帰ボタンを押して安全確認を行ってください。ガス機器が問題なく使える場合は、一度給湯器の運転を停止し、後述するリセット手順を試します。
2. 水位・ふろ循環系のエラー(200・632など)
お風呂の自動湯はりや追いだき機能に関連するエラーです。
- 主な原因:浴槽の排水栓がしっかり閉まっていない、ふろ循環アダプター(フィルター)のゴミ詰まり。
- 対処法:「632」などのエラーが出た場合は、浴槽内にある循環金具のフィルターに髪の毛や汚れが詰まっていることが非常に多いです。フィルターを取り外し、ブラシ等で綺麗に掃除してから再度お湯はりや追いだきを試してください。
3. 電気・基板系のエラー(710・720など)
給湯器内部の電子基板や制御回路の不具合を示します。
- 主な原因:落雷による一時的な電圧変化、基板の経年劣化。
- 対処法:一時的なシステムフリーズの可能性もあるため、電源プラグの抜き差しによるリセットが有効です。ただし、リセット後も頻発する場合は基板の修理や交換が必要になります。
自分でできる!給湯器のエラーを消す正しいリセット方法
一時的な誤作動やエラーであれば、簡単な操作で解除することができます。以下の手順を順番に試してみてください。
方法1:リモコンの「運転ボタン」で再起動する
- お湯の蛇口やシャワーをすべて止めます。
- リモコンの「運転ボタン(電源)」を押して画面を消します。
- そのまま約10秒間待ちます。
- 再度「運転ボタン」を押して電源を入れ、エラーが消えているか確認します。
方法2:給湯器本体の「電源プラグ」を抜き差しする
リモコン操作でエラーが消えない場合は、給湯器の頭脳であるマイコンを強制リセットします。
- 家の中の給湯器を使用していない状態(お湯を出していない状態)にします。
- 屋外に設置されている給湯器本体の電源プラグをコンセントから抜きます。
- そのまま約3分〜5分間放置します。
- 再び電源プラグをしっかりとコンセントに差し込みます。
- 屋内に戻り、リモコンが正常に復帰したか確認します。
※雨が降っている日や手が濡れている状態での屋外コンセントの操作は、感電の危険があるため絶対に避けてください。
リセットしても消えない・何度も再発する場合の注意点
何度リセットを試しても同じエラーコードがすぐに再点灯する場合、または一度消えてもお湯を使おうとすると再び止まる場合は、部品の物理的な故障や寿命が考えられます。
エラーが出ている状態で無理に何度もリセットや使用を繰り返すと、内部に不完全燃焼ガスが溜まるなどして思わぬ事故につながる恐れがあります。2〜3回試して復旧しない場合は、それ以上の操作を控え、専門の修理業者やガス会社へ点検を依頼しましょう。
修理か買い替えか?判断の目安と費用相場
業者に点検・修理を依頼する際、修理で直るのか、本体ごと交換すべきか悩むポイントです。判断の大きな基準は「使用年数」になります。
- 使用から7年未満の場合:部品の保有期間内であり、他の箇所の劣化も少ないため、「部品交換や修理」で対応するのが一般的です。
- 使用から10年前後の場合:仮に一箇所を修理しても、経年劣化により別の部品が次々と故障するリスクが高くなります。また、製造から10年を超えるとメーカーの部品在庫がないケースも多いため、安全面や今後のコストを考慮して「本体の交換」を検討するのが合理的です。
費用面では、センサーや部品の交換であれば数万円程度で済むことが多い一方、給湯器本体の交換になると機種や性能によって幅がありますが一定のまとまった費用が必要となります。賃貸住宅にお住まいの場合は、自己判断で業者を手配せず、必ず事前に管理会社や大家さんへ連絡してください。
まとめ
給湯器のリモコンにエラーコードが表示されると慌ててしまいますが、まずは落ち着いて以下の手順で状況を整理しましょう。
- 表示されている数字(エラーコード)を確認する
- ガスの元栓、他のガス機器の稼働状況、お風呂のフィルター汚れなどをチェックする
- リモコンの電源オフ、または本体の電源プラグの抜き差し(リセット)を試す
- 改善しない場合や頻発する場合は、無理をせず専門業者に点検を依頼する
エラー表示は、給湯器が安全を守るために自ら運転をストップしている大切なサインです。正しい対処を行い、安全にお湯のある生活を取り戻しましょう。