【冬の結露・凍結】雨の日や寒い朝にリンナイのエラー111が出る原因と、すぐ試せる復旧手順


「雨が降った翌朝にお湯が出ない」「寒い日の朝、リモコンに『111』が点滅している……」

リンナイの給湯器で最も頻繁に遭遇するトラブルの一つが、この**エラーコード「111」**です。特に出勤前の忙しい時間や、冷え込みが厳しい夜に発生すると焦ってしまいますよね。

エラー111は、一言で言えば**「点火不良(火がつかない状態)」**を指します。故障を疑う前に、実は天候や気温の影響による「一時的な不具合」であるケースも多いのです。

この記事では、雨の日や冬の朝にエラー111が出る具体的な理由と、業者を呼ぶ前に必ず試すべき復旧手順を分かりやすく解説します。


1. なぜ「雨の日」や「寒い朝」に111エラーが出るのか?

給湯器は精密機械です。外気の影響をダイレクトに受ける屋外設置タイプは、天候の変化によって一時的に安全装置が働いたり、点火しづらくなったりすることがあります。

雨の日・湿気が多い日の原因

  • 内部の湿度上昇: 激しい雨や台風の際、給湯器の内部に雨水が入り込んだり、極端に湿度が上がったりすることで、点火装置(イグナイター)から火花が飛びにくくなります。

  • 給排気口の閉塞: 吹き込むような雨によって排気口付近が塞がれ、燃焼に必要な酸素が不足してエラーが出ることがあります。

寒い朝・冬場の原因

  • 配管の凍結: 給湯器へつながる配管内の水が凍ってしまうと、点火動作に入ってもお湯を送り出せず、エラー111(または290など)を表示して停止します。

  • ガス経路の結露: 給湯器内部の部品に結露が発生し、電気系統が一時的にショートや接触不良を起こす場合があります。

  • ガスメーターの遮断: 冬場はガス使用量が増えるため、マイコンメーターが「ガス漏れ」と誤検知して供給を止めてしまうことがあります。


2. 業者を呼ぶ前に!すぐ試せる「3つの復旧手順」

エラーが出ても、部品そのものが壊れていなければ自分で直せる可能性が高いです。以下の順番で確認と操作を行ってください。

手順① リモコンでリセット(再起動)

最も手軽で、一時的な不具合ならこれだけで直ります。

  1. 台所や浴室など、すべての蛇口を閉める

  2. リモコンの**運転スイッチを「切」**にする。

  3. 約1分待ってから、再度**スイッチを「入」**にする。

  4. お湯が出るか確認する。

手順② 給湯器本体の電源プラグを抜き差しする

リモコン操作で直らない場合、本体のシステムを完全にリセットします。

  1. 屋外の給湯器本体から伸びているコンセントを引き抜く

  2. 10秒〜30秒ほど放置する。

  3. 再びコンセントをしっかり差し込む。

  4. リモコンの電源を入れ直す。

    • ※雨が激しく降っているときは、感電の恐れがあるためコンセントには触れないでください。

手順③ ガスメーターを確認する

給湯器に問題がなくても、ガス自体が止まっている場合があります。

  1. ガスコンロなど、他のガス機器が使えるか確認する。

  2. コンロも使えない場合は、屋外のガスメーターをチェック。

  3. 液晶に「ガス止」などの表示や赤ランプの点滅があれば、復帰ボタンを押して3分ほど待ちます。


3. 【冬限定】凍結が原因だった場合の対処法

寒い朝に111エラーが出て、蛇口から水すら出ない、あるいはチョロチョロとしか出ない場合は**「配管の凍結」**が濃厚です。

  • 基本は「自然解凍」を待つ: 太陽が昇って気温が上がれば、自然とお湯が出るようになります。

  • 急ぐ場合は「ぬるま湯」を使う: 凍結していると思われる配管部分にタオルを巻き、その上から30〜40度程度のぬるま湯をゆっくりかけてください。

    • 注意! 沸騰した熱湯を直接かけるのは厳禁です。配管が破裂したり、部品が故障したりする原因になります。


4. これをしても直らない場合は故障のサイン

上記を試しても解決しない、あるいはリセットしても数日おきにエラーを繰り返す場合は、内部部品の劣化が考えられます。

  • 点火プラグの消耗: 火を飛ばす部品が古くなっている。

  • 電磁弁の故障: ガスの通り道をコントロールする弁が動かない。

  • 基板の故障: 給湯器を制御する「脳」の部分が、結露や経年劣化でダメージを受けている。

特に設置から8年〜10年以上経過している場合は、修理部品の在庫がなかったり、修理しても別の場所がすぐに壊れたりする「寿命」のサインでもあります。


5. まとめ:パニックにならずに順を追って確認を

リンナイのエラー111は、天候が回復したり、リセット操作を行ったりすることで解消されることが多いエラーです。まずは落ち着いて、蛇口を閉めて電源の入れ直しを行ってみてください。

もし「冬の朝に毎年凍結で困る」という場合は、配管に保温材を巻くなどの予防策を検討する良いタイミングかもしれません。

また、リセットしても頻繁にエラーが出るようであれば、大きな事故につながる前にプロの点検を受けるようにしましょう。


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