給湯器から異音がしたら危険?「ボンッ」「ピー」など音の種類別の原因と対処法


「最近、給湯器から変な音が聞こえる……これって爆発しない?」

「お湯を使っているときにピーピー鳴るのは故障のサイン?」

毎日何気なく使っている給湯器から、聞き慣れない異音が聞こえてくると不安になりますよね。給湯器はガスや電気を使い、高温の火を扱う精密機器です。異音の種類によっては、単なる寿命のサインだけでなく、放置すると火災や一酸化炭素中毒といった重大な事故に繋がる非常に危険なケースもあります。

この記事では、給湯器から発生する音を種類別に分類し、その原因と緊急度、そして適切な対処法を詳しく解説します。異音の正体を見極め、安全で快適な生活を守るための参考にしてください。


1. 【危険度:高】すぐに対応が必要な異音

以下の音が聞こえる場合は、重大な故障や不完全燃焼の恐れがあります。ただちに使用を中止し、ガス栓を閉めて専門業者に連絡してください。

「ボンッ!」という大きな爆発音

点火した瞬間に「ボンッ」という衝撃音がする場合、ガスへの点火が遅れて内部にガスが溜まり、一気に引火している(小爆発)状態です。

  • 原因: バーナーの煤詰まり、点火プラグの劣化、湿気による着火ミス。

  • リスク: 不完全燃焼による一酸化炭素中毒や、給湯器本体の損傷。

「ピー」「ピーッ」という高い笛のような音

お湯を使っている最中に、笛を吹くような高い音が鳴り響くことがあります。

  • 原因: 空気とガスの混合バランスが崩れている、またはファンモーターの異常。

  • リスク: 燃焼効率が著しく低下しており、故障や事故に直結する可能性が高いです。

焦げ臭い・ガス臭い匂いを伴う音

音と一緒に、何かが焼けたような臭いや生ガスの臭いがする場合は、内部で漏電やガス漏れが発生している可能性があります。非常に危険ですので、窓を開けて換気をし、火気の使用は厳禁です。


2. 【危険度:中】早めの点検が推奨される異音

今すぐ爆発するような危険性は低いものの、放置すると完全に故障し、お湯が出なくなる前兆です。

「キーン」という高い金属音

蛇口を閉めた瞬間に「キーン」「ドンッ」と響くのは、ウォーターハンマー現象(水撃作用)と呼ばれます。

  • 原因: 配管内の水圧が急激に変化して、衝撃が発生している。

  • 対処: 給湯器自体の故障ではありませんが、放置すると配管の破裂や接続部からの水漏れを招きます。水撃防止装置の設置を検討しましょう。

「ゴーッ」「ブーン」という振動を伴う音

給湯器が唸るような低い音を立てている場合です。

  • 原因: 燃焼用ファンモーターの軸受けの摩耗、ゴミの付着、内部への虫や異物の混入。

  • 対処: モーターの経年劣化が進んでいる証拠です。完全に動かなくなると点火できなくなるため、早めの部品交換をおすすめします。


3. 【危険度:低】故障ではない可能性が高い音

給湯器の仕組み上、正常な動作中にも発生する音があります。

「クックー」「ウーン」という動作音

お湯を止めた後、しばらくしてから「クックー」というような音が聞こえることがあります。

  • 正体: 循環ポンプが動いている音や、再点火をスムーズにするための動作音。

  • 判断: 一時的に鳴って止まるのであれば、全く問題ありません。

「チョロチョロ」という水の音

給湯器の内部から水が流れるような音が聞こえる場合です。

  • 正体: 結露水を排水している音(エコジョーズの場合)や、凍結防止のために自動で水を循環させている音。

  • 判断: 冬場の冷え込む時期に聞こえるのは、凍結予防機能が正常に働いているサインです。


4. 異音がしたときにまず確認すべきこと

異音に気づいたら、慌てずに以下の3点を確認し、修理業者に伝えるとスムーズです。

  1. 音の種類: 擬音語で構いません(「ボコボコ」「ガタガタ」など)。

  2. 音が出るタイミング: 「点火した瞬間」「お湯を使っている間ずっと」「お湯を止めた後」など。

  3. 使用年数: 給湯器のシールに記載されている「製造年月」を確認してください。


5. 寿命か修理か?判断の目安は「8年〜10年」

給湯器の設計上の標準使用期間は、一般的に10年とされています。

  • 7年以内: 部品交換や清掃などの修理で安く直る可能性が高いです。

  • 10年前後: 一箇所を直しても、すぐに別の箇所が劣化して音が鳴り始めることが多いです。何度も修理を繰り返すよりも、最新の省エネ機種へ交換したほうが、結果的に費用も安く、光熱費も抑えられます。

特に、異音は給湯器からの「最後のお願い」であることも少なくありません。完全に壊れてお風呂に入れなくなる前に、プロによる点検を受けるのが最も賢い選択です。


6. まとめ:異音は放置せずプロに相談を

「まだお湯が出るから大丈夫」と異音を放置するのは非常にリスクがあります。特に爆発音や高い笛のような音は、給湯器が限界を迎えているサインです。

もし現在、聞き慣れない音がして不安を感じているのであれば、まずは使用を控えて専門業者に点検を依頼しましょう。早期の診断が、大きな事故を防ぎ、結果的に出費を抑えることにも繋がります。

どのような音が、いつ頃から鳴っているのかお聞かせいただければ、修理の目安や概算費用についてもアドバイス可能です。大切な住まいと家族の安全のために、早めの対応を心がけてくださいね。


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