20号と24号の給湯器、どっちが正解?家族人数とシャワーの勢いで決める失敗しない選び方


「お風呂に入っているときにキッチンで洗い物をされたら、急にシャワーが冷たくなった」「シャワーの勢いが弱くて、洗髪に時間がかかる」といった経験はありませんか?これらは、給湯器の「号数(能力)」が家庭のライフスタイルに合っていないサインかもしれません。

給湯器の交換は10年に一度の大きな買い物です。特に悩ましいのが「20号」と「24号」の選択。どちらを選んでもお湯は出ますが、その「快適さ」と「ガス代」には明確な差が生まれます。

この記事では、家族構成や同時使用の頻度、さらにはシャワーの圧力を重視する視点から、どちらの号数があなたの家庭にとって「正解」なのかを徹底解説します。


そもそも給湯器の「号数」とは?20号と24号の決定的な違い

給湯器のパワーを示す「号数」は、水温プラス25℃のお湯を1分間に何リットル作れるかという基準です。

  • 20号: 1分間に20リットルのお湯を供給可能。

  • 24号: 1分間に24リットルのお湯を供給可能。

たった4リットルの差に思えるかもしれませんが、冬場の冷たい水をお湯に変える際には、この「4リットルの余裕」が使用感に大きな影響を及ぼします。

冬場のパフォーマンス差

特に注目すべきは冬場です。入水温度が低い冬は、給湯器がフルパワーでお湯を作ります。20号の場合、シャワーを使いながら他の場所でお湯を使うと、どちらかの温度が下がったり、水圧が極端に落ちたりすることがあります。一方、24号であれば、冬場でも2箇所、あるいは3箇所で同時にお湯を使っても安定した供給が可能です。


家族人数別・ライフスタイル別の最適な選び方

どちらの号数を選ぶべきかは、家族の人数と「同時にお湯を使うシーンがどれだけあるか」で決まります。

20号がおすすめの家庭(2〜3人家族)

20号は、夫婦二人暮らしや小さなお子様がいる3人家族に最も選ばれているボリュームゾーンです。

  • メリット: 本体価格が24号より安く、設置スペースもコンパクト。

  • 利用シーン: シャワーを使っている間に、キッチンで少し洗い物をする程度であれば、20号で十分対応できます。

24号がおすすめの家庭(4人以上の家族、またはシャワー好き)

4人以上の大家族や、お子様が成長して同時に入浴・洗面を利用する機会が増える家庭には24号が安心です。

  • メリット: 圧倒的な湯量。シャワーの勢いが強く、マッサージシャワーなどの高水圧を好む方に最適。

  • 利用シーン: お風呂にお湯を張りながらシャワーを浴び、さらにキッチンで食洗機を回すといった「トリプル使用」でもストレスがありません。


シャワーの「勢い」にこだわるなら24号一択?

意外と見落としがちなのが「シャワーヘッド」との相性です。最近人気の節水シャワーヘッドや、ミストが出る高機能シャワーヘッドは、一定以上の水圧(湯量)がないとその性能を十分に発揮できないことがあります。

「今のシャワーの勢いに満足していない」という場合、原因はシャワーヘッドではなく、給湯器の号数不足にあるかもしれません。24号にアップグレードすることで、ホテルのような勢いのあるシャワーを自宅で再現することが可能になります。


気になるガス代とコストパフォーマンスの比較

「号数を上げるとガス代が跳ね上がるのでは?」と心配される方も多いですが、実はそうではありません。

ガス代は「使った量」で決まる

24号にしたからといって、同じ量のお湯を使う限り、ガス代が劇的に高くなることはありません。給湯器は必要な分だけガスを燃焼させるため、1回のシャワーで使うお湯の量が同じなら、燃費に大きな差は出ないのです。

エコジョーズ(省エネ型)という選択肢

号数を上げるのと同時に検討したいのが、高効率給湯器「エコジョーズ」です。

  • 熱効率の向上: 少ないガスで効率よくお湯を沸かすため、24号を選んでも、旧来型の20号よりガス代が安くなるケースがほとんどです。

  • 待機電力の削減: 最新モデルは待機時の消費電力も抑えられており、トータルでの家計負担を軽減できます。


失敗しないためのチェックリスト:交換前に確認すべき3項目

後悔しない選択のために、見積もりを取る前に以下の3点を確認しておきましょう。

  1. ガスメーターの容量を確認

    24号を設置する場合、ガスメーターの能力(号数)が対応している必要があります。多くの家庭では問題ありませんが、古い住宅の場合はメーターの交換が必要になることがあります(ガス会社が無料で行うのが一般的です)。

  2. 設置スペースの余裕

    24号は20号に比べて本体サイズが一回り大きくなる場合があります。特にマンションのPS(パイプシャフト)設置の場合は、物理的に入るかどうかを確認が必要です。

  3. 将来の家族構成を予測

    給湯器の寿命は10〜15年です。今は2人暮らしでも、将来的に家族が増える予定がある、あるいは親と同居する可能性があるなら、余裕を持って24号を選んでおくのが賢明です。


まとめ:あなたの正解はどっち?

  • 20号が正解の人: コストパフォーマンスを重視し、2〜3人で同時にお湯を使う機会が少ない。

  • 24号が正解の人: 4人以上で生活している。冬場でも快適な湯量を確保したい。シャワーの勢いを何よりも重視したい。

給湯器の号数選びは、単なる「お湯を沸かす機械」の選択ではなく、毎日の生活の質(QOL)を左右する重要な決断です。現在の不満点と将来のライフスタイルを天秤にかけ、最適な一台を選んでください。

ご自宅の配管状況や設置スペースに不安がある場合は、まずは専門業者に現状を点検してもらい、最適な見積もりを出してもらうことから始めましょう。


20号給湯器選びで失敗しない!世帯人数に合わせた最適な選び方と交換費用の目安



このブログの人気の投稿

ガス代を安くする!リンナイ給湯器「エコモード」の活用術と節約設定の裏ワザ

ガス代・灯油代が高い…コロナ「エコフィール」へ買い替えでいくら安くなる?補助金活用術も解説

ノーリツ給湯器の修理費用はいくら?「修理すべきか買い替えか」の判断基準をプロが伝授