給湯器のエラーコード一覧と意味を解説!リセットで直るケースと修理が必要な境界線とは?
お風呂に入ろうとした時、給湯器のリモコンに見慣れない数字が点滅して、お湯が水に変わってしまった……。そんな経験はありませんか?ノーリツ(NORITZ)をはじめとする給湯器には、不具合の内容を知らせる「エラーコード」という仕組みがあります。
「数字の意味がわからない」「壊れてしまったの?」と不安になるかもしれませんが、実はその多くが、簡単な「リセット操作」だけで解決できる一時的なエラーです。しかし中には、放置すると危険な故障のサインが隠れていることもあります。
この記事では、頻出するエラーコードの意味と、自分で直せるリセット方法、そしてプロに修理を依頼すべき「境界線」について詳しく解説します。
1. 給湯器のリセット方法:まずはこの3ステップ
エラーコードが表示されたら、まずは落ち着いて「リセット(再起動)」を試しましょう。パソコンやスマホの動作が重いときに再起動するのと同じで、一時的な電子回路のバグであれば、これだけでお湯が復活します。
手順1:リモコンのスイッチでリセット
すべてのお湯の蛇口(給湯栓)を閉める。
リモコンの「運転スイッチ」を一度「切」にする。
5秒ほど待ってから、再び「入」にする。
エラー表示が消え、お湯が出るか確認する。
手順2:電源プラグの抜き差し(屋外設置の場合)
リモコン操作で直らない場合は、本体の電源を物理的に遮断します。
給湯器本体のコンセントから電源プラグを抜く。
10秒〜30秒待ってから、再び差し込む。
※雨の日や、手が濡れているときは感電の恐れがあるため避けてください。
手順3:ガスメーターの確認
「お湯だけでなくガスコンロもつかない」という場合は、給湯器ではなくガスメーターがガスを遮断しています。メーターの復帰ボタンを押してガスを通せば、給湯器のエラーも消えます。
2. 【症状別】よくあるエラーコード一覧と原因
ノーリツ製給湯器で頻繁に表示されるエラーコードの意味をまとめました。
| エラーコード | 状態・意味 | 主な原因と自分でできる対策 |
| 111 / 11 | 点火不良 | 点火ミス。ガス栓の閉め忘れ、強風・大雨による湿気。リセットで直ることが多い。 |
| 140 / 14 | 過熱防止装置 | 機器が熱くなりすぎ。熱交換器の詰まりや部品故障の疑い。一度リセットして再発なら修理へ。 |
| 290 | 中和器詰まり | エコジョーズ排水の詰まり。ドレン配管の凍結やゴミ詰まり。掃除で解決する場合あり。 |
| 502 | 湯はり不良 | お風呂の栓が抜けている、または循環アダプターの詰まり。栓を確認し掃除する。 |
| 610 | 燃焼ファン異常 | 空気を送るファンモーターの不具合。リセットで直らなければ部品交換が必要。 |
| 710 | 基板回路異常 | 電子回路の故障。ノイズによる一時的なエラーなら電源プラグ抜き差しで復帰。 |
| 888 | 点検時期の通知 | 故障ではありません。設計上の標準使用期間(10年)が経過したことを知らせるサイン。 |
3. 「リセットで直るケース」と「修理が必要なケース」の境界線
リセットしてもお湯が出るようになれば一安心ですが、問題はその「頻度」です。
リセットで様子を見て良いケース
数年に一度、あるいは台風や大雨の直後だけにエラーが出た。
リセット後、その後は数ヶ月以上エラーが出ることなく安定してお湯が出ている。
ガスメーターが遮断されていたなど、外部要因がはっきりしている。
すぐに修理・点検を依頼すべきケース
リセットしてもすぐに同じエラーが出る: 部品が物理的に故障している可能性が高いです。
何度もエラーを繰り返す: 1週間に何度もリセットが必要な状態は、不完全燃焼などの重大な事故に繋がる前兆かもしれません。
異音・異臭がする: 「ボンッ」という爆発音や、焦げ臭い匂い、黒い煙が出ている場合は、火災の危険があるため直ちに使用を中止してください。
水漏れしている: 給湯器の下が常に濡れている場合、内部配管の腐食が進んでいます。
4. 寿命(耐用年数)を意識した賢い選択
給湯器の寿命は、一般的に**「10年」**が目安と言われています。
設置から8年〜10年以上経過している場合、一箇所を修理しても、すぐに別の部品(ポンプやセンサーなど)が寿命を迎える「イタチごっこ」になりがちです。
修理費用: 部品代+技術料+出張料で、数万円かかるのが一般的です。
交換費用: 10万〜20万円以上かかりますが、最新モデル(エコジョーズ等)は燃費が良く、月々のガス代を安く抑えられるメリットがあります。
使用年数が10年を超えているなら、修理に高額な費用をかけるよりも、最新の省エネ機種へ買い替えたほうが、長期的なコストパフォーマンス(収益性)は高くなります。
5. まとめ:突然のトラブルに備えて
お湯が出なくなるとパニックになりがちですが、まずは「エラーコードの確認」と「リセット操作」を試してみてください。これだけで解決するケースは驚くほど多いものです。
もし自分での対処が難しい場合や、寿命が近いと感じる場合は、早めに信頼できる専門業者へ相談しましょう。お湯は生活に欠かせないインフラです。完全に壊れて冷たい水しか出なくなる前に、早めのアクションを起こすことが、結果として安く・早く解決するコツです。
今回の内容を参考に、まずはご自宅の給湯器の状態を正しく見極めてみてください。
もし「リセットを試しても直らない」「交換の見積もりを取りたい」という場合は、まずは現在の型式を確認して、プロの診断を受けることをおすすめします。
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